先日、自動車保険をネットで加入していることについて記事を書きました。

その直後、千葉県では記録的な大雨となり、各地で大きな被害が出ました。
私自身も千葉県民なので、今回の豪雨についてはニュースを注意して見ています。
その中で特に気になったのが、「車が水没してしまった」というニュース。
SNSやニュースのコメントを見ていると、
「車両保険に入っていないと大変」
「水没したら車両保険が必要」
という声をたくさん目にしました。
確かに、台風や豪雨などによって車が水没した場合、契約内容や損害状況によりますが、車両保険を付けていれば保険で補償を受けられる可能性があります。
一方で、車両保険を付けると自動車保険の保険料は大きく上がります。
では、車両保険は付けるべきなのでしょうか。
私は、「保険料を安くしたいから車両保険を付けない」という考え方ではありません。
そのリスクを、自分の家計で負うことができるか。
ここが一番大切だと思っています。

保険に入るかどうかは「リスクを負えるか」で考える
保険は、万が一の大きな出費を保険会社に負担してもらう代わりに、毎月・毎年保険料を支払うものです。
つまり、
「保険に入る=安心だけれど、その分の保険料を払い続ける」
「保険に入らない=保険料は抑えられるけれど、万が一のときは自分のお金で対応する」
という、それぞれの選択があります。
だから私は、単純に「車両保険は必要」「車両保険はいらない」と決めるものではないと思っています。
例えば、貯蓄がほとんどない状態で車が水没し、買い替えが必要になったらどうでしょう。
数十万円、場合によってはそれ以上のまとまったお金を、すぐに用意するのは難しいかもしれません。
そのような場合には、車両保険を付けておく意味は大きいと思います。
一方で、ある程度の生活防衛資金があり、万が一車が全損になっても、その時点で無理なく購入できる車を現金で買えるのであれば、「保険で備える」のではなく「貯蓄で備える」という選択肢もあります。
我が家は「車がなくなっても買い替えられる」状態を作る
我が家の場合、車両保険を付けない理由は、単純に保険料を節約したいからではありません。
万が一、災害などで車が全損になったとしても、その時点で手元にある現金で、無理なく購入できる車を選んで現金一括で買い替える、という考え方をしています。
もちろん、新車にこだわる必要もありません。
そのときの家計状況に合わせて、中古車を選ぶこともできます。
つまり、我が家にとっては、
「車両保険に入っていない=何も備えていない」
ではありません。
車両保険の代わりに、ある程度の現金を生活防衛資金として確保しておくことで、自分たちでリスクを引き受けています。
この考え方は、自動車保険に限った話ではないと思います。
「保険料を削る」だけでは意味がない
ここは、今回の記事で一番伝えたいところです。
保険料を安くすることだけを目的にしてしまうと、
「車両保険を外した」
「保険料が安くなった」
そこで終わってしまいます。
でも、それでは本当の意味で家計が強くなったとは言えません。
車両保険を外して年間の保険料が安くなったのであれば、その分を少しずつでも貯蓄に回す。
そして、いざというときに自分で対応できるだけの生活防衛資金を作っていく。
そこまでセットで考えることが大切だと思っています。
まずは「固定費」を見直す
もし現在、貯蓄がかなり少ないのであれば、私はまず固定費の見直しをおすすめします。
毎月必ず出ていく固定費を一度見直すと、その後も継続的に家計を軽くすることができます。
例えば、
- 保険
- 通信費
- サブスク
- 住宅費
- 車にかかる固定費
など。
我が家も、家計を整えるときには「一度見直せば、その後も効果が続くもの」を優先してきました。
固定費を下げて毎月少しずつでも貯蓄に回せるお金を増やす。
そうやって生活防衛資金を作っていけば、少しずつ「保険でしか備えられないリスク」が減っていきます。
【固定費を見直した記事はこちら】

不測の事態に備えることと、保険にたくさん入ることは同じではない
今回の千葉県の豪雨を見て、災害は決して他人事ではないと改めて感じました。
これから気候変動などによって、こうした大雨や災害が増えていく可能性もあります。
だからこそ、万が一に備えることは大切です。
ただし、
「不測の事態に備える」=「できるだけ多くの保険に入る」
ということではないと思います。
保険料も、貯蓄も、投資も、すべて同じ家計から出ていきます。
保険を手厚くすれば、その分だけ貯蓄や投資に回せるお金は減ります。
逆に、保険を削りすぎれば、万が一のときに家計が大きなダメージを受ける可能性があります。
だからこそ、
「どこまでを保険で備えて、どこからは自分のお金で備えるのか」
を、自分の家計に合わせて考えることが大切なのではないでしょうか。
大切なのは、保険料を安くすることそのものではありません。
不測の事態が起きても、家計が簡単には崩れない状態を作っておくこと。
そのためにも、まずは固定費を見直し、生活防衛資金を貯める。
そして余裕ができたら、将来のためのお金を運用していく。
保険も貯蓄も投資も、全部ひっくるめて「我が家のお金」として考えていきたいと思っています。
大切な家計はひとつ。
限られたお金を、安心のためにも、将来のためにも、バランスよく使っていきたいですね。



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