今年も自動車保険の更新時期がやってきました。我が家は夫婦で車を2台所有していて、ちょうど同じタイミングで満期を迎えます。
私は現在、対面で加入する自動車保険ではなく、毎年いくつかのネット型自動車保険を比較して、その中から選んでいます。
実は私、以前は15年間、自動車ディーラーで営業職をしていました。自動車の販売だけでなく、自動車保険の契約も担当していました。
そんな私が、今はなぜネット型自動車保険を利用しているのか。そして、ネット保険なら安くなるのか。今回は、私自身の自動車保険の更新をきっかけに、これまでの経験も交えながら書いてみたいと思います。
我が家は毎年、複数の保険会社を比較しています
以前は「できるだけ安いところを探そう」と、夫と私、それぞれ1台ずつ一番安い保険会社を探していました。
ただ、最近は保険会社による保険料の差がそれほど大きくないことも多く、今では夫婦2台とも同じ保険会社にすることが増えました。それでも、毎年いくつかの保険会社から見積もりを取るようにしています。
ネットには、複数の保険会社を一度に比較できる一括見積もりサービスもあります。一度に比較できるのでとても便利なのですが、私が個人的に苦手なのが、その後にたくさん届くメール(笑)。そのため私は、ちょっと面倒ですが、4~5社程度を自分で一社ずつ見積もりしています。
地味ですが、私にはこの方法が合っています。そして、その中から最安の会社を選んでいます。
ネット型自動車保険は、本当に安い?
「ネット型自動車保険は安い」というイメージがありますよね。
確かに、私自身はネット型自動車保険に変えてから、かなり保険料を抑えられています。ただ、15年間自動車保険を販売してきた経験からすると、ネット保険なら誰でも必ず安くなる、というわけではありません。
自動車保険は、年齢や等級、免許証の色、使用目的、年間走行距離、事故歴など、さまざまな条件によって保険料が変わります。
例えば、
・若い方、全年齢補償
・グリーン免許の方
・事故で等級が下がっている方
・高齢者の方
・事故歴などによってネット型保険の引受条件に合わない方
などは、ネット型自動車保険が必ずしも安いとは限りません。ディーラーなどで扱っている保険会社も含めて、自分の条件で比較してみることが大切だと思います。
私が営業をしていた頃も、60歳、70歳といった年齢の節目で保険料が大きく上がったお客様を実際に見てきました。年齢による保険料の変化は保険会社や契約条件によって異なりますが、年齢を重ねることで保険料が上がるケースもあります。
「ネット保険だから安い」「ディーラーの保険だから高い」と最初から決めつけず、自分の条件で比較するのが一番だと思います。

ネット保険の見積もりに必要なもの
ネット型自動車保険の見積もりを取る場合、すでに自動車保険に加入している方なら、手元に現在の保険証券など、契約内容が分かるものを用意しておくとスムーズです。
車の初度登録年月や型式など、車両情報も必要になりますが、現在加入している保険証券などに記載されていることがあります。まったく新しく自動車保険に加入する場合は、車検証なども用意しておきましょう。
ここは確認してほしい!「対物賠償は無制限」に
私がディーラー時代にお客様の保険証券を確認していて、たまに気になったのが、対人賠償は無制限なのに、対物賠償が1,000万円などになっているケースです。対人賠償はもちろんですが、私は対物賠償も無制限をおすすめします。例えば踏切事故など、相手や物によっては非常に高額な損害が発生する可能性があります。
ネットで見積もりをするときは、最初から設定されている補償内容をそのまま選ぶのではなく、それぞれの補償額を一度確認してから契約するようにしましょう。「最初からそうなっていたから」という理由だけで決めないことが大切です。
私は車両保険を付けていません
これはあくまで私自身の考え方ですが、現在、私は車両保険を付けていません。
車両保険は、自分の車を事故などで損傷したときの修理費用などを補償するもの。もちろん、万が一のときには心強い補償です。
一方で、車両保険を付けると保険料はかなり上がります。そして自動車保険は基本的に掛け捨てなので、使わなければ支払った保険料が戻ってくるわけではありません。
私はこれまで約20年間、自動車保険の車両保険を使ったことがありません。
また、事故で保険を使うと、契約内容によっては翌年以降の等級や保険料に影響することがあります。そのため、修理費用がそれほど高額ではない場合には、保険を使わずに自費で修理した方が、長い目で見ると負担が少ないケースもあります。
だから私は、「車両保険を付けている=何かあったら必ず保険を使う」とは考えていません。保険は「付ければ付けるほど安心」というものでもないと思っています。

「安心だから」と補償を付けすぎない
自動車保険を考えるとき、「これも心配」「これも付けておこう」と、どんどん補償を手厚くしたくなることがあります。
もちろん必要な補償を備えることは大切です。でも、その保険料を支払うのは自分自身。
どんなときに実際に保険を使いたいのか。そこを一度整理してから、自分に必要な補償を考えることが大切だと思っています。
「何となく安心だから」だけで補償を増やしてしまうと、毎年の保険料もそれだけ高くなってしまいます。
重複している補償がないかも確認
もう一つ、私が気を付けてほしいと思っているのが、補償の重複です。
例えば、
・弁護士費用特約
・人身傷害保険の一部の補償
・個人賠償責任特約
などは、契約内容によっては同居の家族で1つ付けていればカバーできるものがあります。
家族(別居の未婚の子を含む)で車を複数台持っている場合、同じような特約を付けていないか確認してみるとよいでしょう。また、個人賠償責任特約は自動車保険だけでなく、火災保険などに付けられる場合もあります。
自動車保険だけでなく、家全体の保険を一度確認して、同じ補償が重複していないかチェックしてみるのもおすすめです。
※補償の対象や重複の扱いは保険会社・契約内容によって異なるため、実際の契約内容を確認してください。
今年の我が家の自動車保険料
最後に、今年の我が家の保険料をご紹介します。
夫:年間約3万円
私:年間約2万円
夫の方が少し高いのは、ブルー免許であることと、年間2万km以上走行することなどが理由です。
私たちは夫婦ともに42歳。
夫は17等級、私は20等級です。
年齢や等級など、保険料が比較的安くなりやすい条件がそろっていることもあり、2台合わせても年間5万円程度となっています。
もちろん保険料は、年齢、等級、車種、使用目的、走行距離、補償内容などによって大きく変わります。
あくまで我が家の一例として、参考にしていただければと思います。
自動車保険は「安さ」だけではなく、自分に必要な補償を考える
15年間、自動車ディーラーの営業として自動車保険を扱ってきて、そして現在は自分自身でネット型自動車保険を比較している私。そんな私が思うのは、「ネット保険が正解」「対面型が正解」ということではありません。
大切なのは、自分の年齢や等級、車の使い方、事故歴などを踏まえて、いくつかの保険会社を比較すること。
そして、「何となく安心だから」ではなく、「自分にはどんな補償が必要なのか」を考えて加入すること。
保険は毎年支払う固定費だからこそ、必要な補償はしっかり確保しながら、不要なところまでお金を払いすぎないようにしたい。
私はこれからも、毎年更新の時期が来たら、4~5社ほど比較して、自分に合った自動車保険を選んでいこうと思います。



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